野田文七のブログ

東方Projectの小説書いてます。劇団文七団長。
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紙で同人小説を刷る理由

売れるからです。

 

とまあ、答えはこれで終わってしまいます。

もちろん、精神的にも、webの手応えじゃ物足りないってのもあります。でも精神を云々すると、自己満万歳! みたいな流れになってつまらないので、そっちには持っていきたくありません。いや、確かに自己満万歳! とは僕も思うのですが、それを声高に何度も大っぴらに人前で叫び続けるのは、見苦しいので、やはりそっちに持っていきたくありません。

僕も2008年に初めてweb投稿したとき、コメント三つもらって舞い上がるほど嬉しかった思い出があります。

しかし人間は慣れるもの。

これは、向上心の避けられぬ負の側面なので、悪いことだとは思いません。

紙の方がより多くの人間から反応をもらえることを知った今は、紙で刷らないという選択肢はありえません。

 

ただ、これで終わりではあまりに雑なので、以下にデータを記します。

僕の、ここ三年の夏コミ新刊の9/28現時点における売上数を、紙と電子書籍で比較してみましょう。

 

                    紙    電子書籍

2014/8発売 たなごころ幻想郷     578     19

2015/8発売 花映裁判         403     7

2015/8発売 飛ばない鳥の幻想郷    387     5

2016/8発売 風神幻像         288     3

 

こんな数字見たら、誰も「紙媒体はもう時代遅れだ! 自己満足オナニーに過ぎない! これからは電子書籍だ!」などとは思わないでしょう。

いや、世界的な趨勢はどうか知りませんよ。なんでも英国の大学の生協では、ほとんど紙の学術書はもう置いていないそうです。時代の流れとしては徐々に紙が駆逐されていくのは間違いありません。

ただ、我々は寿命八十年の生き物です。一日一日、飯を食い糞をしながら生きています。マクロな視点だけではやっていけません。

 

もちろん、これはあくまで僕個人の実績に過ぎません。

ちょっとDMMのページでも見渡せば、電子書籍でヒットさせた億万長者(は、言い過ぎか)の姿を何人も見出すことができます。

そちらの方が遥かに参考になること間違いなしです。

まあ、本格的に成功を狙う人間はそもそもこのブログを見ていないような気もしますが。

 

というわけで、紙で刷る方が圧倒的に多くの反応を直接もらえるようにはなるのですが、当然デメリットもあり、経費がかなりかかります。

同人で紙といえばなんといってもビッグサイトですが、東京本土に居住していない人間にとっては、交通費が凶悪な足枷となります。

そこと差し引きして、あまりにも経済的リスクが大きい場合は、web上での活動がむしろ合理的でありえます。

やはり、ストレスは適度な段階で収めておきたいものです。

 

楽しくなければ続きませんしね。

| - | 19:30 | comments(2) | - |
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| - | 19:30 | - | - |
国境越えて物質を売るのは、個人じゃ記念刊行みたいなものにならざるをえないね。こないだの伊比鳩魯少女病みたいに、利益は出ないがやってみたい、っていうやつ。
LINEやスカイプ、ツイッターはなぁ……国境を軽々と越えるもんな、すごいよ。
マージンはしょうがなかろうの。

あと、君のコメント見て、僕の記事の中でwebでのダウンロードとwebでの物質通販をきちんと分けて書いていなかったことに気づいた。
当然紙物質でもweb通販はフル活用する。メロンブックスがわざわざ整備してくれた販路を利用しない手はないもんな。
| 野田 | 2016/09/28 9:44 PM |
webでの販売は、企業がコストをかけて整備した販路を利用できるってのが強みだよ。パートナーが時々LINEの着せ替えやスタンプを作って売ってるが、LINEのサービスが展開してる全域で売れるから、たまに台湾やインドネシアとかからも購入されてるらしい。物質になってるものを国境越えて売るなんて、どれほど面倒かは考えるまでもない。その代わり、中間マージンはえげつないけど。
| N.S@木浦 | 2016/09/28 7:57 PM |